れいわ通信

新年あけましておめでとうございます。本年もお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。

昨年はいかがお過ごしだったでしょうか。また本年はどんな計画をお持ちでしょうか。世界や国のあり方によって一個人の生き方も多く制限される時代となりました。誠にうっとおしい時代ではあります。空き家の問題もまたこの時代に制約されるので大問題です。しかも状況はいずれの問題についても未解決の有様で、ペンディングの状態は人を不安に駆り立てます。さしあたっての問題は自由経済の障碍、地球温暖化、人口問題でしょうか。

本日は人口問題について私見を述べたいと考えます。この問題は当事業にとっても重要な意味があると考えます。皆様ご所有の空き家、先祖伝来の田畑、山林、加えてお墓の問題など様々な土地の問題と無縁であるとは思われません。人口問題とあいまいな表現にしましたのは、世界的には人口増加に悩む国と人口減少に危機感を持つ二極化があるからです。そして日本はいまや人口減少に直面しています。人口問題は日本にとって脅威ではないでしょうか。人口減少を憂慮する人々の判断根拠は経済的立場に立つものです。すなわち人口のゆるやかな増加は拡大経済を維持するための必要条件だと考えているからです。あたかも多くの経済学者がゆるやかな経済成長こそが人類にとって好ましいと考える風潮がそれに拍車をかけます。加えてゆるやかなインフレーションさえもが人類にとって好ましいとも言います。ここにいたって経済とは心理学なのではないかと疑わざるを得ません。心理学といえば景気なども景況感などというあいまいなメルクマルクであって心理学そのものといってよいでしょう。とするならば人口縮小、デフレ懸念など、国民が見もしない幽霊をこわがっているだけのこと。実は楽しい未来が待っていることを発想転換すればあっけなく解決するのではないでしょうか。考えてみて下さい。経済はともかく人口が減少することによって地球温暖化はすすまなくなります。簡単なことです。人が石炭を燃やし、車に乗り二酸化炭素を発生させるからです。二酸化炭素は人が出しているのです。工場が出しているのではないのです。人が少なくなれば排出は少なくなります。国連の推計では21世紀末には人口が7000万人まで減少するとの試算を出していますから単純計算で二酸化炭素の発生は半分まで低下するのですから、現在の政府の目標より厳しい目標値を達成することができるはずです。経済的にはどうでしょうか。確かにGDPは低下するでしょう。気にしているのは国としてのGDPであって一人あたりのGDPが下がるわけではありません。機械化、自働化をすすめていけばむしろ一人あたりのGDP比率が高まる可能性があるわけです。

ここまでで申し上げたいのは人口減少の方が、現在強調されている諸問題を解決する可能性があるのです。そして日本は将来、持続可能な社会のよきお手本となる可能性があります。つまり日本の国際的な評価も高まると思うのが私の意見です。

さて地方の空き家の問題は人口減少によってどうなるでしょうか。単純に言ってしまえばますます空き家が増加し、空き家問題で所有者の皆さんの苦言が増えることになり、反対に私共のような管理を業としている人間たちにとってはありがたいことになります。解決策としては空き家でなくしてしまうことです。空き家を解体しても空き家にはなりません。なぜなら空き家をとりはらったとしても地面は宅地のままだからです。場合によっては固定資産税が高くなってしまう可能性もあります。さてどうしましょうか。解決策はあります。しかし長くなってしまいますので、次回お話ししたいと思います。

れいわ空き家管理

長期ご不在のお住まいをご所有のお客様、留守中の心配はございませんでしょうか? そのような方に代わって私共が管理させていただき、速やかにご報告いたします。