れいわ通信

 空き家をご所有の方にとって頭が痛いのは維持管理費ではないかと思います。売却や賃貸を希望されている方は多いですが、実際買ってくれる人はいないし、古い家屋では借り手も見つかりません。にもかかわらず維持管理は必ずかかってくるものです。

 本日はそのうちの税金、特に固定資産税について考えてみましょう。前回は畑を原野に地目変更して、税金を安くしたケースをお話ししました。しかしこれは非常に稀なケースです。

 宅地を農地に地目変更することはまず不可能です。理由は簡単です。開発業者は安い土地を買うと高く売り利益を得ますし、自治体は地目が宅地になることにより固定資産税を高く課税することができるからです。現在地方自治体の収入の25%が固定資産税によります。つまりこの25%の収入がなくなれば自治体の財産は火の車となるでしょう。したがって地方自治体は絶対土地評価額を下げません。

 当事業者のある山形県南陽市について以下のグラフを作成してみました。人口は着実に減少していますが、実質的に生産は変化がないものとみていいでしょう。すなわちこれらの指数はおしなべて現実的な変化と思われます。しかし固定資産税はどうでしょうか。上記の指数との乖離が明らかに高止まりしていないでしょうか。土地の評価といえどもその基礎には経済力が反映されているはずですし、土地の価値だけが突出しているのには非常に違和感を覚えます。つまり固定資産税が高すぎる。ということです。

れいわ空き家管理

長期ご不在のお住まいをご所有のお客様、留守中の心配はございませんでしょうか? そのような方に代わって私共が管理させていただき、速やかにご報告いたします。